【出産レポ】赤ちゃんが降りてこない!心拍数低下のため緊急帝王切開になった話

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出産から1ヶ月経ちましたので、前に習って出産レポを書かせてください。

私は、子宮口全開まで頑張ったのですが、赤ちゃんが降りてこなくて緊急帝王切開となりました。

所謂、「出産フルコース」というやつを経験しました。

この記事では、その時のことを書いています。
なので、これから出産を控える方にはあまりオススメできない内容かもしれません。

ただ、私は緊急帝王切開になった友だちに話を事前に聞いていたおかげで、なんの抵抗もなく帝王切開に踏み切れました。
(そもそも、普通分娩にこだわっていたわけではないのですが)

“明日は我が身”です。

こういうこともあるんだ、もしかしたら私も思い描いた通りの出産にはならないかもしれない、と心づもりのために読んでおくのも一つかと思います。

そんなわけで、無責任かもしれませんが、個人の見解で以下読み進めて下さい。

予定日6日前

夕方3時間くらい、突然、生理前の時のような腰痛を感じました。

これが前駆陣痛だったんでしょうね。
今ならそう思えますが、この時は

「わぁ、久々に腰痛感じた〜!生理痛ってこんなんだった気がする!」

とのん気なことを考えてました。

これが前駆陣痛と自信がなかったのは、生理なんて約10ヶ月もなかったので忘れていたからですね。。

予定日5日前

体重が減り出し、浮腫みも少しずつマシになってきました。

なんのエビデンスもないのですが、出産前になると浮腫みがなくなる妊婦さんがいるようです。浮腫みがなくなったことで、体重も落ちてくるようです。

最後のマタニティビクスの教室に行きました。
(結局”最後”のではなくなりましたが…)
帰ってきてから異様な疲れと眠気に襲われいよいよなのか?という気に。

予定日4日前

検診日。最後の割引券を使いました。
産まれる気配はありません。。!
赤ちゃんもまだ下がってきていませんでした。

赤ちゃんの頭が大きそうということで、予定日を過ぎても陣痛が来なければ、レントゲンを撮ることに。骨盤計測というやつです。

と言うわけで、陣痛がこなければ、次回の検診は予定日超過1日目となりました。

予定日前日

下痢がひどく、この真夏に温かいうどんが食べたくなりました。
この時期(8月)にそんなものないので、カップ麺になりましたが。。

予定日当日

産まれる気配がありません。。
それよりも歯が痛すぎて夜眠れなかったのがつらく、病院に連絡して急きょ、歯医者に朝から行くことに。。

レントゲンを撮って、神経を抜くことになりました。
こんなことなら、はじめから神経抜いとけばよかったと後悔しながら、帰宅。

歯痛は治りましたが、今度は頭痛を感じ始めました。
思えばこれも前駆陣痛の影響だったのかも?
夜公園の周りを2周ほどお散歩すると頭痛は治りました。

予定日超過1日目

予定通り、予定日に陣痛が来ませんでしたので、朝から病院に。

NSTと骨盤計測、内診、エコーがありました。
骨盤計測は、もしも骨盤より赤ちゃんの頭が大きければ、帝王切開、通れそうなら、普通分娩となります。
結果、なんとか通りそうということで、さらに1週間陣痛が自然に来るのを待つことになりました。

ちなみにこの時、頭が入りかけているのも確認でき、赤ちゃんも頑張って産まれてこようとしているんだなぁと感じました。

お昼からまたひどい下痢、そして頭痛。
気を紛らわせるために、夜はまた公園の周りを3周ほどお散歩しました。

予定日超過2日目

悪夢を見て目がさ覚めました。
スッキリ起きられず、頭痛も。

そして不思議と

”なんだか頭がはまっているような、だいぶ下りてきたような。。”

そんな気がしたのです。
体感としては、下腹部に重みが感じられました。

そして朝トイレに行くとついに待ちに待ったおしるし
これはもう近々生まれると確信、と同時に、陣痛怖いなぁと考えるようになりました。

お昼からはマタニティビクスの予約をしていましたが、エアロビをしてもいいのか?不安になり病院に念の為電話。
おしるしは「うっすら着いたくらいで、これがおしるしかな?程度」体調は「特に何も感じない」などを伝え、エアロビはやってもOKということに。

しんどくなったり、もし陣痛につながればNSTですぐ確認できるように準備してもらいました。
なんだったらそのまま入院できたら~と考えていました。

そしてエアロビを終えた結果何事もなく。。ただ、再び若干のおしるし

エアロビの後は、近くのイオンまで買い物に。
ちょっと下腹部と腰が痛い気がしました。
もしかして?と思ったけど、前駆陣痛について調べるともっと痛そうなので、また下痢かな~とくらいに思っていました。

帰宅後また痛い気しました。
このあたりでもしかしてこれこそ前駆陣痛?と疑い始めました。
すぐに痛みは治まりましたし。

そして、二人で過ごす最後の夕食となるかな~、と焼肉パーティーを開催!
これが本当にそうなったのでジンクスってあるんですかね。。笑

20:30

夕食後、色んな考えが脳裏に過りながらも、「おかしい気がする」と思い始めました。
下腹部と腰が砕けそうな痛みがやってきたのです。

21:00

30分我慢してみましたが、やっぱりおかしい気がしました。
でも立って歩きまわるとマシな気がする。。

とりあえず、アプリで間隔を計測し始めました。
痛みで感覚がおかしくなっていたのか。。この時、すでに10分間隔を切っていました
慌ててシャワーを浴びました。

22:00

私は、病院に電話するかどうかで悩んでいました。
陣痛の痛みとはもっと痛いものだと思っていたからです。
この程度、陣痛なわけがない、と。

いや、すでに痛くて立っても座ってもいられなかったのですが。笑

23:15 病院に電話する

悩んだ結果、電話するだけ、相談するだけと言い聞かせながら電話。
普段の私なら悩まず電話しそうなのですが、もう痛さでおかしくなっていたようです。。
この時、陣痛の間隔は5分を切っていました。

23:30 病院到着 子宮口3センチ

病院につくと私は「まだですね~」とか言われて家に帰されるのかと思っていました。

が、すぐに内診して(この時子宮口3センチ)入院となりました。
陣痛の間隔は、少し落ち着いて10分間くらいに戻っていました。
そして、ここから陣痛との戦いが待っていたのです。。!

  • 食べた焼肉は全て吐き出した
  • 用意していたものは、ほとんど使わなかった(というか使う余裕がなかった)
  • ポカリとストローキャップのみ使った
  • 痛過ぎて声が出ない(というか出せない)
  • 赤ちゃんが降りてくる気配を感じられない
  • 助産師さんにさすってもらわないと痛過ぎて死にそうになる

申し訳なかったのが、立会出産を希望したのは私だったのですが、主人に腰をさすられると痛くて気持ち悪くなり、何度も吐いてしまいました。。

予定日超過3日目 ついに出産

日付が変わっていっきに朝方。
ここからはさらに閲覧注意です。。

4:00 痛すぎて我慢の限界

痛すぎて我慢の限界でした。
これくらいの痛みを想像はしていましたが、実際経験するのとは違いますね。
助産師さんを呼んで内診してもらいました。

内診はもう痛くなく、感覚があまりなかったです。
子宮口8センチか9センチ程でしたが、赤ちゃんはまだ降りてきていません。
少し不安になりました。

いきむコツを少し掴んだ気がして、陣痛の度にいきむを繰り返しました。
でも、いきんだ後の赤ちゃんの様子がおかしい?助産師さんが先生を呼びに行きました。

おかしい気がしたのは私でも何となくわかりました。
NSTの数値が極端に低くなったり高くなったりしていたのです。

4:30 子宮口全開 赤ちゃんはまだ降りてこない

先生も来て、様子を見ながら陣痛に耐えます。
再度内診をした結果、ついに子宮口全開になりました。
が、赤ちゃんはまだ。。

このままではお産になりません。

通常子宮口全開になれば、ここから1〜2時間ほどで産めるそうです。
このまま後1~2時間がんばれば赤ちゃんに会えるのか、と思ったのですが。。

先生から言われたのは、

赤ちゃんの様子がおかしいく、このままではお産に耐えられなさそう。
陣痛が来た後の心拍が下がりすぎ、通常の心拍が早すぎる。
もしかしたら帝王切開するかも。

まさか、自分が!?
赤ちゃん、大丈夫なの。。?

陣痛の痛さで声も涙も出せず、戸惑いもありましたが、もう普通が無理なら帝王切開でもいいから、早く赤ちゃんを助けてほしいと思いました。
何より、陣痛の度に赤ちゃんが弱りそうで、悩んでる間に死んじゃうんじゃないかとともて恐怖を感じました。

5:30 緊急帝王切開に切り替え

何度か陣痛に耐え意識朦朧とする中、やはり赤ちゃんのことを考えて普通分娩は諦めて帝王切開をすると言われました。

そして、陣痛を緩める点滴など打たれました。
一つ一つ丁寧に説明してもらいましたが、覚えているのはこの陣痛を緩める点滴。
副作用で今までに感じたことのない動機を感じました。

それでも人間の出産のパワーというのはすごくて、薬に負けじと陣痛は来るのです
本能的に産もうとする力を感じました。

赤ちゃんのために、いきまず逃すのみなのが辛く、さらに色んな感情が渦巻き、もう早く帝王切開してほしいと思いました。

6:00 緊急帝王切開

1人ではもう歩けないので支えられながら、ほぼ全裸で手術台に上がりました。
これがちょっと恥ずかしい。

先生が来るのを手術台で待ち、その間も陣痛がきて痛い、けどいきめないので、助産師さんにさすってもらいながらひたすら耐えました。

先生が登場し、やっと手術開始。
麻酔を打った瞬間陣痛がなくなり、安堵と「普通に産んでみたかったな。。」という気持ちが湧いてちょっと悲しくなりました。
気づけば下半身の感覚もありませんでした。
ここからはもうあっという間。。

7:02 無事出産

お腹をぐっと押される感じがした瞬間、無事出産!

待ちに待ったわが子は、思っていたよりもずっとかわいくて、大きい声で泣いていました。

夫婦共々、大号泣!!
滅多に泣かない主人が大粒の涙を大量に流していて、ビックリ!

主人はすぐに臍の緒切りに行って抱っこして写真撮影。
その後3人で初写真撮影をしました。
(後でその写真を見ると、私はむくみがひどくて門外不出の顔をしていましたが)

赤ちゃんの顔と私の顔をぴったり当ててくれて、赤ちゃんのあたたかさに感動しました。
その後、安心したのか、注射を打たれたからなのか、さらに意識朦朧。
状況がよくわからなくなりました。

これで私の出産レポはおわりです。

緊急帝王切開による出産を終えて

改めて、あのまま普通に出産をしてたら、脳性麻痺などの障害が残ったかもしれないと言われて怖くなりました。
と同時に素早く判断してくれて本当に良かったと思いました。

冒頭にも書きましたが、元々普通分娩にこだわっていたわけではないけど、友だちの緊急帝王切開の話を事前に聞いていたのもあって、何の迷いもなく帝王切開に臨めました。
赤ちゃんが無事ならそれでいいのです!

なんせ今は5人に1人が帝王切開になる時代です。

普通分娩がエライ!とか神話を信じている人もいるらしいけど、赤ちゃんが健康で産まれてくることが一番大事なことです。
帝王切開だったことで人生困ることなどありません。

帝王切開をしていない人からの「帝王切開も立派なお産だよ!」発言に傷ついた

すごく限定的なのですが、帝王切開を経験していない人から言われるこの発言に傷つきました。

「赤ちゃんと私は、妊娠してからここまでめっちゃ頑張ってる。立派なのは当たり前ですが何か。言われるまでもない!」
と、私の性格悪いなぁと思いつつ、こう思わずにはいられなかったです。

そもそも帝王切開否定派ではないですし、わざわざ言うことでもないですよね。。
気を使って励まそうとしてくれているのでしょうが、改めて普通とは違うと言われている気がしてしまって。。

(こう書くと、やっぱり帝王切開に確執を感じてるじゃないかと言ってくる人がいるのですが、理解できないならそう思ってくれて結構です)

帝王切開をした人から言われると、そうだよね!私たち立派にお産をやりとげたよね!と思えるのですが。

お産はあなたと赤ちゃんの特別な経験

私と赤ちゃんと全く同じ身長・体重・体型、様々な条件が一緒の人が他にはいないのと同じで、この出産は他にはないたった一つのお産です。

だから、このお産は誰にも経験できない、私と赤ちゃんの特別なものです。

これはどんなお産をした人にも言えることで、”特別な経験”です。もちろん、ご主人にとっても!

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2019-08-23

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